茶釜の滝

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滝名 茶釜の滝
読み ちゃがまのたき
所在地 秋田県鹿角市
地図 茶釜の滝地図1

茶釜の滝地図2
種別 直瀑
落差・長さ 100m
 
段数  
説明 さて、お待ちかねの茶釜です(笑)。夜明島渓谷最大にして百選の滝でも3本の指に入る難関?と言われる滝です。そう言うことで覚悟して来た滝でしたが、予想ほどきつくは無く、渓谷自体がかなり歩きやすく整備されている(ボルト等が打ち込まれたりしていた)のは、やはり百選効果なのでしょうか。観光地化…という言葉は百選の滝と世界遺産にとってはマイナスでしかないと思ってしまいます。さて、滝は雲上の滝とは逆の右俣にあります。分岐から5分程度遡行すると、茶釜の前座滝(これも落差10m程度の堂々たる滝)に阻まれます。この少し手前に、絶壁の尾根上へ出るための梯子&ロープがあります。これを一気に上ると、尾根を回りこむようにトラバースして、茶釜の滝前を隠すように走る尾根に出ます。尾根の頂部を這うようにして再び梯子。これを上りきったところが滝正面です。高所恐怖症で無ければ、一般男性にはさほど困難ではありません。滝前の尾根上のテラスは狭く、細い尾根に5人程度が限度か。滝壷へ向かっては垂直の壁が落ちていて、後方も登ってきた梯子に向かって急斜面が続いています。滝は巨大すぎて、距離が近いので全景が一枚の写真で撮れませんでした。広角でないと無理でしょう。真っ直ぐに糸を引くように落ちる上部、少し角度を変えてやや広がりを見せる下部。滝壷は落差の割には小さく、細いゴルジュを作りながら、直角に曲がって前座滝へと繋がっています。まさに秘境の滝と言えるでしょう。
写真 茶釜の滝写真1

茶釜の滝写真2
備考 日本の滝100選