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芭蕉滝探索遡行記

−第1章−
『雪国伊豆?』

猫越集落からゲートを越えて林道へ入る。猫越林道と桐山林道の分岐点へ向かう。 芭蕉滝探索遡行記地図1 猫越集落(駐車)
 9:20出発

林道ゲート
 9:25通過

林道分岐点
 9:50到着
 今回の芭蕉滝探索。もともとは丹沢の世附オフの時に、金さん氏が発した言葉から始まりました。伊豆にある数ある滝の中でも最も情報の少ない滝と言ってもいいでしょう。伊豆では珍しく、氷瀑になることもある滝。各地の滝を精力的に回っている金さん氏も、いわゆる「おあずけの滝」になっている一つだったようで、今度行きましょう!って話が出たのでした。
 興味を持っていたあっきー氏、えーちゃん氏、あじゅ等が加わり、話は徐々に展開。詳細な情報も今ひとつというところで、急展開にはならなかったんですが、どうせ行くならやっぱり氷瀑期ってことで、年末から続いていた話はいよいよ年を越して現実となることになりました。えーちゃん氏はあいにく仕事で参加出来ず(休日出勤お疲れ様です!)。3人での滝オフとなりました。今回は初のリピートの人ばかりでのオフです。自己紹介や人見知りしなくていいから楽だ(笑)。
 さて、前日の土曜はにわかに積雪。全国的に寒波が襲い、神奈川〜東京地域は2004年の初雪となりました。この後も積雪らしい積雪はなかつたので、ベストタイミングかぁ?ってなことで、偶然なんですが少しはあじゅの雨男(この場合雪男?…笑)パワーも役立ったのかな?って感じです。前日の掲示板はこの雪ネタで、否が応にも期待が高まるってなもんです。
 早起きで6時に出発。外はうっすら積雪。当日の待ち合わせは本厚木駅。厚木で待ち合わせて1台に乗り合わせって話でしたが、駐車場に不安を感じたあっきー氏とあじゅのわがままを聞いてもらい、金さん号に直接お世話になりました。ありがとうございました。
 本厚木駅前のコンビニで買出しをしようと近づくと金さん号発見。挨拶を交わしてコンビニへ。コンビニ内で物色中にあっきー氏もコンビニへ。再開を喜びつつ、いざ金さん号発進です。厚木インター近くの待ち合わせ乗合いに最適な駐車スペースを金さん氏が教えてくれた。厚木〜沼津間は東名をすっ飛ばして沼津へ。途中、足柄SA〜御殿場IC付近は結構な積雪状態。沼津からは修善寺へ南下。移動中はもっぱら滝談義。滝・滝・滝…って感じです。ま、当たり前かな(笑)。最近行った滝の話、この滝へ行きたい、あの滝はどうだ…なんて話が続きます。
 さて、修善寺から天城湯ヶ島町へ。徐々に山々が白くなり、道端の積雪もうっすらと多くなってきました。芭蕉の滝がある猫越(ねっこ…と読みます)方面に入る前にコンビニで買出し。ここから一路猫越へ向かいます。猫越川に沿って、西進、のち南進。徐々に雪が深くなります。ここは本当に伊豆かぁ?というくらいの積雪。猫越川とその支流の河原小屋沢の分岐近くの林道入り口手前に駐車して出発です。
前夜の積雪
今回の金さん号
猫越集落到着
出発! ゲートが見えてきた 林道入口 猫越川の流れ 冷たそうな水
 林道ゲートは駐車スペースがなかったため、少し戻って、民家の手前に駐車。3人ともそれなりの防寒装備。予想外の積雪(この場所で10cm程度の積雪)です。この時点で、あじゅはまだどんな場所に行くのか地理的に把握していなかった(笑)。今までのオフでも初かも(^_^;)。ま、あっきー氏、金さん氏に任せておけば間違いないと思っていたのもありますが。あっきー氏がこの駐車した民家の人が芭蕉への道に詳しいらしいという情報を持っていたが、結局訪ねる事はせずに出発。今から思えば聞いておけばよかったかもしれませんね。ともかくも、積雪の中を歩き始めました。
 先ほど車で来たゲート前まで進み、これを越えます。越えたところに橋がかかり、橋の下には猫越川の流れ。雪で景色も寒々しいが、川の流れも冷たそうです。水量はそこそこです。
 ここから林道は多少蛇行しつつ、しばらく平坦に続きます。猫越川の支流、河原小屋沢の流れに沿って林道が続いています。と、林道の積雪に人ではない足跡。「それは鹿だなぁ」とは金さん氏。雪があるから気付く…ってこともありますね。この日は結構動物の足跡を沢山見ました。林道は緩やかに登っていますが比較的平坦で、舗装もされているのでかなり単調。ん?ちょっとつらい思い出がよみがえる?(笑)、などと話しつつ進みます。
猫越川を越える橋
大きく左へカーブ 積雪量が…本当に伊豆? 鹿の足跡 まるで雪国 河原小屋沢の流れ
少ない水量 積雪の林道歩き 沢っぽくなってきた 意外な積雪で歩きにくい 林道歩き…悪夢が甦る?(笑)
 道はかなり整備された林道ですが、積雪で滑って歩きにくい。車が通った轍の跡を歩くとズルズルと後ろへ力が逃げるため、滑ります。かと言って、新雪の部分を歩くと、ズボズボと埋まるので、足が固定されて滑りはしないんですが、反面、足が重い。一長一短です。あじゅは轍を歩き、飽きてきたら新雪を歩き、また飽きてきたら轍…と交互に歩いてました。歩きながらの話題はやっぱり滝(笑)。特に伊豆の滝の話や、芭蕉論(といっても芭蕉の滝の所在についてで、決して松尾芭蕉について語るわけではない…笑)を交わしました。
小さな橋 真っ直ぐだった林道が大きくカーブ 鹿の毛? 林道が登り始める 後方からのエンジン音
 やがて、今まで平坦だった林道が大きく右にカーブする辺りから、徐々に登り始めます。すると、林道上にまとまって抜けたような獣の毛。これも鹿の毛ですかねぇ?などと話していると、後方から近づくエンジン音。おぉ!地元民かぁ?とこれを止め、早速に道を聞いてみる。どうやら猟師の方らしい。芭蕉はもっともっと上で、まだ結構歩くよ…とのこと。しかも態度がどうやら迷惑そう。まだ聞きたいこともあったが、そそくさという感じで去っていきました。
 芭蕉の滝情報はなぜこんなに少ないのか…という話題となり、地元の人はやはりこうやってあちこちから芭蕉に人が訪れるということをあまり快く思ってないのかな?とか、荒らされたくないとかそういう理由で、言いたがらないとかな?なんて話をしたのでした。
 道は再び大きく左へカーブし、また平坦になりました。やがて、前方に林道の分岐が現われました。ここから左へ向かうと桐山林道。右へ向かうと猫越林道です。最も、この時点では、そういう林道の名称等は把握していませんでしたが…(^_^;)。
 さて、どっちに行きますかね…と相談。確証をもってここだと詳細な位置が分かっていないのが今回の探索行。こういう選択はこの後も続くのですが。あっきー氏が以前偵察に来たときに、猫越林道はかなり上まで上り詰めていて、沢に下りられるような場所は見当たらなかった…という点を考慮し、今回は左へ進んで沢の入り口を探しましょう…という事になった。あじゅとしては、全く前情報がないので、お二方にお任せ状態(笑)。というわけで、左の桐山林道へと進みます。
 これがこの日の運命を決めた選択の始まりであった。そんな大げさなもんでもないか(笑)。
林道の分岐点に到着
左へ進む
 

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