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伊勢沢遡行記

−第1章−
『裏丹沢一の名瀑へ』

神之川林道を歩き、伊勢沢出会へ。林道から入渓点へ下り立ち遡行開始。F1へと辿り着く。 伊勢沢遡行記地図1 神之川ヒュッテ
 7:00集合
 7:20出発
孫右衛門の滝
 7:35通過
伊勢沢出会

 7:50到着
 7:55入渓

F1
 8:10到着
 8:20出発
 裏丹沢はあじゅ家から最も近い滝の宝庫で…いわば庭のような地域。そんな裏丹沢で屈指の名瀑が伊勢沢大滝。かなり以前から写真や観光案内やサイトでよく見て、いつか行きたいと思っていた。一度、自分で行ってみようと近くまで行ったが、入渓点が分からず他の滝を見て帰ってきた経緯もある(笑)。そんな訳で、あっきー氏に度々「連れてって」コールをしていたのだが(笑)、いよいよ神奈川カルテット+渡辺氏というすこぶる地元民でのオフが開催されることとなったのだった。
 さて、近場で冬場ということもあり、集合時間は比較的遅めの7時。だが、油断したあじゅは5分遅刻してしまい、到着時には既に全員揃ってました(すいません)。さて、早速身支度を行います。自然と話題は先日の秋田遠征の話題などなど。和気あいあいとのんびり支度をして、いよいよ出発です。
 神之川ヒュッテ前のゲートを越え、しばらくは林道歩きです。一度、一人でヒワタ沢まで行った時に通りましたが、この林道もなかなか長くて…丹沢は車が入れない林道が長いのが難点です。そうは言いつつも、5人で話しながら歩くと、一人滝見とはまた違って遠さを感じないのがいいですね。
またまたいつもの林道
神之川林道を行く 孫右衛門の滝 分かりにくい入渓点 沢へ下りる 木々の間を縫って痩せ尾根を下る
 歩き始めて寒さに震えていた体も徐々に温まる頃、孫右衛門の滝の登場です。この滝は林道脇にあるため、かなりのお手軽滝なのですが、後背山地が狭く、水量が乏しいことが多いのですが、この日はそこそこ水量があって、見事な段瀑の姿で迎えてくれました。しばし撮影して、出発です。
 ここからさらに15分ほど。合計で30分ほどの林道歩きで伊勢沢が対岸の前方尾根に見えてきます。と、あっきー氏が「ここですよ〜」と入渓点を指す。確かに、何か踏み跡らしきところがあって…ただ、これを下りていくのか??という林道周りは絶壁が続く場所なだけに、こりゃ分からんわ…と妙な納得をしたりして。確かに、以前一人で来た時にこのあたりかなぁ…と目星をつけた地点ではあった。ただ、下りていっていいのか?と不安にかられて止めたのが正に入渓点だったという訳で。
 ひとまず、林道歩きで体が温まったところで少し息を整え、いざ突入です。渡辺氏を先頭に、あじゅが続く。えーちゃん氏、金さん氏、あっきー氏も続いて下りてきた。林道からは絶壁にしか見えなかったが、神之川が大きく外に張り出すように蛇行した方へ小尾根が続いていて、踏み跡はこの小尾根の上を延びていた。高度を下げては行くものの、思ったほど急ではなく、木々や根っこが自然の階段を形成していて、一人で来た時に感じた心配は杞憂だったと感じさせられた。
 さて、つづら折に高度を下げて、いよいよ神之川の流れが見えてきた頃、最後は一気に数メートルを下る形になる。渡辺氏とあじゅの二人で、ここは木々につかまりながら滑り落ちるように川原へと下り立った。神之川の流れは本流なだけあって水量豊富で豪快に流れていた。下降点から上流側には巨大な堰堤が見えて、その水量がよく分かる。目指す伊勢沢は対岸にあって、この水量豊富な川を渡河しないといけないんだな…と思いつつ、渡河地点を見渡していた。やがて、後ろからえーちゃん氏、金さん氏、あっきー氏もやってきて、ここで身支度第二段となった。あっきー氏、あじゅはここで渓流水無のソールをラバーからフェルトに張り替えた。
神之川に下り立つ
神之川本流の流れ
目指す伊勢沢は対岸 伊勢沢の出会部は意外とこじんまり いざ伊勢沢へ まさに渓流 ナメの小滝
 支度も終わっていよいよ対岸への渡河である。本流に流れを見て、比較的流れの緩い浅瀬を探して渡るのだが…時は既に11月。水は冷たく、沢靴には辛い。そんな中、長靴仕様のえーちゃん氏は事も無げに渡河。さすがに長靴である。渡辺氏、あっきー氏、金さん氏も渡っていくが、冷たい〜との声。あじゅも渡河。幸い、沢靴の下にネオプレンソックスを履いていたのだが、これが防寒バッチリ。さほどに冷たくなく渡ることが出来た。沢靴購入時から同時に買って使っていたが、今日ほどネオプレンソックスの有りがたみを感じたことは無かった。
 対岸へ渡っていよいよ伊勢沢へと入る。伊勢沢は裏丹沢でもかなり大きい方の沢だが、神之川への合流点は驚くほどこじんまりとしていた。水量はそこそこあるが、岸壁の横に寄り添うようにこっそりと落ちていた。ここから沢に沿って歩き始める。歩き始めてすぐに左右は岸壁に挟まれるが、沢自体は比較的広くて明るく、水量豊富な渓流の様相を示す。右に左に沢を渡りながら上り始め、ナメ状の小滝などを横目に見ながら沢歩きを楽しんでいると、わずかに数分程度で、眼前に滝の姿が確認できた。F1である。伊勢沢F1の詳細については、伊勢沢F1紹介の方にも掲載済みですので、そちらもご覧下さい。
滝らしき姿が前方に
自然と足早に… F1登場 2段の段瀑は水量豊富 横から見ると違う表情 F1を右から巻き上がる
 F1の滝は2段の段瀑で、水量豊富な滝である。巨大な滝壷が水量を反映している。段瀑の上段と下段でひな壇のように前へずれ出しているので、正面とは別に左右から見るとまた滝の姿が変わる。絵になる滝である。当然、撮影会にも気合が入るわけで…滝前で戦線展開して各個迎撃体制である(笑)。
 そんな中、一通り撮影を終えた一行が撮影機材の片付けを始める頃、滝に上りかかる人…渡辺氏である。確かに下段は直登出来そうな感じもあるんですが、水量も考えると二の足を踏む行為を、滝壷の端をすねまで漬けて滝の左へ取り付き、中段まで様子見です(笑)。しかし、ここは容易な巻き道が滝の右手にあるというあっきー氏の案内のもと、無難に巻くことになりました。多少心もとない踏み跡で分かりづらいのですが、、しっかりとしたルートの巻き道を上ります。巻き終わりは落ち口のすぐ横で、これまた水量豊富。一行はさらに奥へと進むのでした。
F1落ち口に立つ
 

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