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根尾の滝遡行記

−第3章−
『雪のつづら坂』

根尾の滝遊歩道へ入り、しばらくは熊笹の茂みを行く。つづら折の急坂を延々下り、濁河川にかかるつり橋を渡る。徐々に高度を上げつつ、遊歩道を進み、あまどり岩展望台に辿り着く。 根尾の滝遡行記地図3 根尾の滝遊歩道入口
 10:05出発
つり橋
 10:25通過
あまどり岩展望台
 10:35到着
 さて、いよいよ遊歩道へと入る。最初は林の中を進む一本道。今回はかなり人見知りな上、初の本格的軽アイゼン&本格的雪中行軍ということで、あじゅはしんがりで発進。えーちゃん氏も後方から行く。先頭は瀑岐氏とはなごや氏のご指名?により、瀑羅氏と決定した(笑)。瀑羅氏はパワフルな感じ漂う方。先行役には適任である。これにホスト役の瀑岐氏&れ〜ちゃん女史や、あっきー氏、渡辺氏等のツワモノが続く。続いてはなごや氏等の中年組。最後方はあじゅとえーちゃん氏の新参者二人衆という隊列である。従軍カメラマンのベストポジションか?(爆)。
 しばらくは平坦な道が続き、熊笹生い茂る林の中を歩く。先頭の瀑羅氏は新雪を歩くことになり、正に踏み固めながらの前進。それはそれで楽しそうでもあるが、大変。後方からついていくあじゅは楽ちんである。先行の隊列が踏み固めた足跡をなぞるように歩いていたが、踏み固められてくるとアイゼンが逆に歩きにくいのと、やっぱり面白みに欠ける…ということで、途中からわざわざ新雪の残るところを歩いたりして(^_^;)。
 やがて、林が開けた先に急下降の斜面が視界に入る。行く前から噂に聞いていた下りである。これについては、早滝の帰り道の金さん氏号車内であっきー氏に聞かされていた。根尾の滝は距離はないが行きにもの凄い下りがある。もの凄く下るということは、帰りにもの凄く登るということだ(苦笑)。ちょいと覚悟して来たので、さほどに驚きはしなかったが、それにしても何だ、このつづら折りは…と言いたくなる下り坂が眼前に現れた。
 新雪が深い上に、下りがきついのでそれなりに勢いがついてしまう。すると、長靴の上から雪が容赦なく入ってくる。一応、口部分を紐で閉じられるタイプの長靴なのだが、これだけ新雪が深く、膝上までずっぽりと嵌って歩いていると、否が応にも雪はすき間から進入してくる。う〜む…こりゃ、つらいとか厳しいとか言う前にうんざりだ(-_-;)。途中、紐を縛りなおしたり、溜まった雪を掻き出したり、従軍カメラマンの責務を果たしたりしながら降りていると、気がつけば先頭からはかなり遅れてしまった。慌てて、最後尾のえーちゃん氏を追いかける。飛ぶように軽やかに(笑)。えーちゃん氏も軽アイゼンの取り付けがしっくりきていなかったり、あじゅと同じように撮影しながらの前進で、二人揃って遅れていた(笑)。やがて、延々と続くかに見えたつづら折りも終わりを迎えたらしく、先頭の瀑羅氏が段々と右下の方へと離れていく。おーい…はるか下だよ(汗)。まだまだあじゅにはつづら折りが残されているのであった(苦笑)。
根尾の滝遊歩道の始まり
最初は平坦
熊笹生い茂る道
つづら折りの下りが始まる 伸びる列 先頭ははるか下 つづら折りも終わり? 八甲田山のようだ(笑)
 徐々に高度を下げてつづら折りを終えると、ようやく川の流れが見えてきた。濁河川(にごりごがわと読みます)の流れである。雪中を流れる川はかなり冷たそう。痛々しい厳しさを感じる川である。景色は一面モノトーンで、目が痛くなるほどだ。
 つづら折りが終わると、川に沿ってまっすぐ進む。つづら折りの高度の下げ方とは打って変わって、緩やかな下りである。それでもつづら折りでかなり長く伸びた隊列はそのまま。バラバラと歩く感じ。後方のあじゅとえーちゃん氏は前を詰めるべく先を急いだ。
 やがて前方に橋が見えてきた。鉄製のつり橋である。バラけていた隊列はここで一気に一まとまりになった。と言うのも、つり橋が一斉に渡れないのだ。つり橋なだけあって、鉄製とは言ってもそれなりに揺れる。一人ずつじゃなければ、荷重の問題で渡れない訳ではない。金属製だし。それでも渡れない理由は、橋の上に積もった積雪である。ゆうに15cm以上はあろうか。これのお陰で、雪の下にある踏み板(足裏の感じから金属製の網板であると分かる)がよく見えないばかりか、滑るのである。歩きにくいし、怖いし…というわけで、一人ずつ渡る。こういうのって何とも楽しい(笑)。
 ようやくあじゅの番。しんがりはえーちゃん氏である。この頃には橋向こうにたむろしていた先行組はそろそろと歩き始めていた。あまりのんびりもしていられないのだが、えーちゃん氏とあじゅは写真を撮りあったりしていた(笑)。
ようやく見えた濁河川
まっすぐに下りる道
つり橋登場 冷たそうな川の水 一人ずつゆっくり渡る 橋の上は積雪で滑りそう もうすぐあじゅの番
揺れより滑るのが怖い しんがりはえーちゃん氏 一転今度は上り坂 列が詰まる 結構な登り
 橋を過ぎると、えーちゃん氏が軽アイゼンがな〜い!と叫ぶ。どこかで片足だけ脱落してきたらしい。少し戻って見回すが見当たらない。諦めて前進し、帰りに探しながら回収することになった。片足だけないのは歩きづらそうである。
 やがて、一転して今度は登りである。それも徐々にきつくなる。隊列は再び詰まってきて、完全に団子状態になった。寒かったがピーカンに日差しの強いこの日、さすがに汗ばむ。防寒装備だしね(^_^;)。坂道でバテたはなごや氏やTak氏、暑くなってきて上着を脱ぐれ〜ちゃん女史と付き添う瀑岐氏。徐々に隊列から離脱する人が出てきて、隊列は二手に分かれる。あじゅはここで芭蕉滝でも発揮した「何気に岐阜育ちのため、実は雪中行軍が得意」な術を見せ、気がつくと先行組(瀑羅氏、渡辺氏、あっきー氏、たっくん氏、あじゅの5名)にいた。ぐんぐんと進む先行組。かなりハイペース。と、前方に展望台らしきものが見えてきた。あまどり岩と書いてある。ここでしばし休憩し、後続組を待つことになった。
ひたすら進む
先行組と後続組が二分する 瀑羅氏を先頭に進む先行組 あまどり岩展望台 たしかに雨宿りっぽい棚 柱状節理の岸壁
 あまどり岩を改めて眺める。川向こうに柱状節理の見事な絶壁がある。無数につららがあって、絶景。あじゅはいつもの携行品、飴を取り出し、糖分補給。汗ばんだ体が止まっていると一気に冷える。やっぱり寒いんだなぁと実感。足先の感覚も微妙に痛くて、寒さを物語っている。だがまだこの足先の痛みはプロローグに過ぎなかったのでした(苦笑)。
 後続組がやがてやってきた。最初にやってきたのはえーちゃん氏。やはり歩きづらそう。早くも関東組は全員揃った。優秀じゃないの…関東組(笑)。というか、みんな寝不足で疲れとか分からない妙なハイテンション(別名トランス状態)だかにか?(笑)。次に現れたのはTak氏。瀑岐氏&れ〜ちゃん女史とやってきて、はなごや氏一行が最後尾からやってきた。登りはやはりきついです。帰りにもすごい登りが待っているんだけども…(汗)。やがて、皆が揃って一息ついたのであった。
巨大なつらら
えーちゃん氏登場 誰か見えてきた 瀑岐氏登場 続々とやってくる 最後尾はなごや氏一行も到着
 

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