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根尾の滝遡行記

−第4章−
『根尾の滝登場』

あまどり岩展望台を過ぎ、なおも遊歩道を行く。やがて濁河川との距離が徐々に近付き、いよいよ川面に下りる。ここから川沿いに暫く進むと、目前に根尾の滝が姿を現す。 根尾の滝遡行記地図4 あまどり岩展望台
 10:45出発
根尾の滝
 11:10到着
 全員が揃ったところで、休憩し始めたばかりの後続部隊を尻目に、気がはやる先行部隊ははやくもそわそわ(笑)。少し話をしただけで早くも出発です。糖分補給中(森永ハイチュウ…笑)だったあじゅも、ついて行きました。あまどり岩展望台までは徐々に登っていた遊歩道ですが、ここから暫くは登ったり下ったりを繰り返しながら進みます。
 木陰で日陰が多かった遊歩道は、ここらで少し日が入って、足元は寒いんですが、上半身は汗ばむ感じ。ふと空を見ると抜けるような青空。真っ白で人気のない雪の山中と、真っ青な空のコントラストは最高です。気分いいね(^_^)。日なたになっているところは、日陰に比べて積雪が薄く、所々岩が露出していたりして、若干歩きづらい。軽アイゼンが逆に岩をはじき、カチャカチャと音を立てている。何だか早く歯が減っちゃうんじゃないか?と気になって、少しでも雪が厚いところを選んで歩いてました(笑)。
 ふと気がつくと、あまどり岩の辺りははるか下に見えなくなっていた濁河川の流れが、段々と近付いてきていた。それだけ川の高度が上がってきたということか?遊歩道は相変わらずの雪道だが、徐々にアップダウンもなくなり、今度は少しずつ高度を下げているような気がする。これはいよいよ近付いてきたなぁ〜!?と気分が盛り上がってきました。
 先行部隊は相変わらず瀑羅氏を先頭に、渡辺氏、あっきー氏、たっくん氏と続き、あじゅは少し離れて歩いていた。というより、撮影しながら歩いていると、自然と離れてしまうのです(笑)。あじゅの後ろは少し離れて瀑岐氏&れ〜ちゃん夫妻、えーちゃん氏と続く。さらに後続部隊はもはや視界に入ったり消えたり…という距離になりつつあった。
再び出発
隊列は進む
抜けるような青空 つづら折りの下りが始まる 伸びる列 先頭ははるか下 つづら折りも終わり?
 やがて雪に埋もれる道標らしきもの発見。先行組は見えているのかいないのか、気にする様子もなく前進していく。あじゅはわざわざ覗き込んでみた。あと550mと書いてある。いよいよ来たぞぉ〜(笑)元々徹夜明けのような妙なテンションだったのが、否応なしに更に妙〜なテンションへと変わっていくのであった。
 アップダウンを繰り返しながらも徐々に高度を下げていく遊歩道。心なしか皆の足取りも軽い気がします。日なたの多かった遊歩道は再び日陰の中へと入っていきます。谷の奥…すなわち川へと下りて来た証拠でしょうか。両岸ともかなり絶壁に近い谷なので、遊歩道を含めた谷自体がすっぽり日陰に入る感じです。遊歩道自体も徐々に狭く険しくなってきて、薄くなっていた積雪も日陰で再び厚くなる。と、再び道標発見。さすがに今度は皆が見ています。あと100m!そろそろです。
 道も徐々に荒れてきて、岩壁の横をすり抜ける遊歩道はかなり狭くなっていたり、倒木を避けて進んだりと、歩きづらくなっています。それでも足取りは軽く進みます。指先だけは寒くて麻痺してましたけど(^_^;)。
 そして、いよいよ濁河川がかなり目線に近い位置関係で現れます。川沿いに下りる最後の坂は少し急。滑るように駆け下りると、いよいよ目前に濁河川です。
 目の前に現れた濁河川は水量もそこそこあって、かなり冷たそう。河原はすっかり積雪で埋もれて、どこに岩があってどこに道があるのか、全く分かりません。河原と川の境目だけは積雪の白と川の黒のコントラストのお陰で分かりますが…。それでも河原の積雪の下に隠れた岩間の水溜りなんかは全く認識不可能です。
ようやく見えた濁河川
まっすぐに下りる道
もうすぐあじゅの番 つり橋登場 冷たそうな川の水 一人ずつゆっくり渡る 橋の上は積雪で滑りそう
 とは言え、ここからは川に沿って進むだけ。道は河原沿いに進むだけなので、あってもなくても同じですが。左右はどちらも崖。川に沿って前進するのみです。渡辺氏、たっくん氏、瀑羅氏の順で河原を歩き始めます。と、ここであっきー氏だけがちょいとあさっての方向へと進んでいく。ん?…これはまさか…(笑)。その、まさかである。あっきー氏はお三方とは全く別方向へと進み、真っ直ぐ濁河川へと向かっている。そうです。あっきー氏は何のためらいも躊躇もなく、濁河川にじゃぶじゃぶと突入です。ウェダーの面目躍如といったところ。とは言え、2月の飛騨地方です。めちゃくちゃ水は冷たいはず。あっきーさんに冷たくないの?と聞いたところ、冷たい…との答え(笑)。それでも突入するのは好きだから?(爆)。しかし、よくよく考えると、岩が積雪に埋もれた川原の歩きはかなり歩きづらく、岩と岩の間に積雪があると、足場だと思って踏み込んで足がズボっと嵌る…なんてことがしばしば。あながち川の中へ突入するという選択は安全なのかもしれない…と思うのであった。
ひたすら進む
揺れより滑るのが怖い しんがりはえーちゃん氏 一転今度は上り坂 列が詰まる 結構な登り
 それにしても、あっきー氏の潔さは勢いが違う(笑)。川の中をじゃぶじゃぶと何も気にせず歩いている。足は冷たいようだが、楽しんでる様子。一方の川原歩き組は靴濡らさない派あじゅの靴濡らさない師匠(笑)渡辺氏を先頭にさくさくと進む。あじゅもついていくが、やはり足をとられて歩きにくい。そうこうしているうちに後続組も段々と近付いて、再び団子状態になってきた。
 やがて、大きな岩や岩と岩を繋ぐ鉄製の橋や梯子が現れ、積雪で滑るのに注意しながら、前進する。やはり歩きづらい。軽アイゼン慣れしていないせいもあるが。ふと気がつくと前方から滝音が聞こえてくる。おぉ!いよいよ姿を現したか根尾の滝!待ってろよ〜!ってな気分です(笑)。
 滝を目の当たりにして、足取りも軽い。が、この後、あじゅとあじゅデジカメを悲劇が襲おうとしていたのだった…。
ひたすら進む
 

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